(CNN) 米フロリダ州でネズミほどの大きさがあるアフリカ原産のカタツムリ「アフリカマイマイ」が繁殖し、当局が警戒を強めている。このカタツムリは作物を食い荒らし、危険な寄生虫を媒介する恐れもあるという。 フロリダ州農務局によると、アフリカマイマイは500種以上の植物を食い荒らすほか、建物のしっくいやプラスチック製のごみ箱、標識などを食い破ってしまうこともある。殻は縁が鋭くとがっていて、車が上を通るとタイヤがパンクすることもあるという。 さらに、このカタツムリに寄生する「広東住血線虫」という寄生虫は、人が感染すると髄膜脳炎で死に至ることもある。これまでのところ、フロリダ州内で人の感染は確認されていない。しかしこの寄生虫を持つカタツムリが何匹か見つかっているという。 繁殖は今のところマイアミデイド郡にとどまっているが、どのようにして米国に持ち込まれたのかは不明。旅行者の荷物に紛れ込んだか、ペッ