夏山シーズンを迎えた北アルプスの玄関口・上高地(松本市安曇)は22日、観光客や登山者でにぎわった。東日本大震災や6月の土石流災害の影響が心配されているが、この日の入り込みは例年並み。大自然を満喫する大勢の人の姿に、観光関係者は期待を高めていた。 この日、上高地は晴れ、河童橋から険しい穂高連峰を望むことができた。観光客は梓川べりで遊んだり、周辺を散策したり。チェコから観光で両親と来日したパベル・ヤロシャク君(9)、ヤン君(7)の兄弟は、初めて見るニホンザルの群れに「子ザルがかわいい」と喜んでいた。 北ア南部地区山岳遭難防止対策協会の上高地登山相談所によると、この日は例年並みの405人が登山届を提出して高みを目指していった。 河童橋近くの西糸屋山荘では3月の福島第1原発事故の後、欧米の登山客からキャンセルが相次いだ。上高地に通じる国道や県道で6月に起きた土石流災害の影響についても客から問
茅野市北山の湯川区が運営する温泉施設・湯川温泉「河童(かっぱ)の湯」で、3月11日の東日本大震災直後から湯量が半減し、同施設は今月16日から6月4日まで臨時休業して原因を調べている。専門家によると、地震で地下の状態が変わり、湯量が減ったり増えたりする事例が全国にあるという。 同施設の現場責任者、矢崎俊夫さん(68)によると、震災前には湯量が1分間に約130リットルあったが、現在は68リットルほどに減っている。利用者が1日200〜250人の今の時期は問題ないが、冬場はスキー客らが訪れ、1日約800人が利用する日もあるといい、「冬までに元の湯量に戻したい」と話す。源泉は同施設から1キロほど離れた場所の地下約300メートルにあり、大型連休が終わるのを待って調査を始めた。 信大理学部の三宅康幸教授(地質学)は「地震で地下の状態が変化し、湯の通り道が変わるといった現象は各地で起きている」と説明。
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