【カイロ=北川学】反政府デモが続いていたヨルダンで1日、アブドラ国王がリファイ首相を更迭した。国王は後任にバヒート元首相を任命、新内閣の組閣を命じた。ヨルダンではチュニジア政変の余波を受け、物価高騰などに反発する野党勢力が連日、数千人規模の抗議活動を続けていた。 AFP通信などによると、アブドラ国王はバヒート氏に対し、「目に見える形での政治改革」などを早急に実行するよう求めたという。 チュニジアやエジプトで起きている政変を目の当たりにして危機感を強めたアブドラ国王が、首相更迭などによってヨルダンへの飛び火を防ごうとした形だ。ただ、元首相で軍出身のバヒート氏の再登板には反発の声もあり、デモが沈静化するかどうかは予断を許さない。 ヨルダンの有力野党勢力「イスラム行動戦線」は「バヒート氏では真の改革は難しい」と批判、受け入れない姿勢を明確にした。
4度目の爆発的噴火を1日に起こした宮崎・鹿児島県境の霧島山・新燃(しんもえ)岳(1421メートル)。空振によるけが人も発生し、気象庁は4度の爆発的噴火のなかでも「爆発力が一番大きい」と指摘し、「今後も同規模の噴火を繰り返す可能性がある」とみている。専門家は約300年前の大噴火との類似点を分析し、「噴火の長期化は避けられない」との見方を示す。(大矢博之) 国土地理院などのGPS(衛星利用測位システム)観測では、平成21年12月ごろから、新燃岳周辺の山の膨張を示すデータが観測され始めていた。観測地点間の距離が伸び始め、今年1月26日の噴火の直前には、最大約4センチ伸びていた。■マグマ供給続く? 同院は22年5月以降の地殻変動のデータをもとに、噴火前までに地下にたまったマグマの量を分析。すると、火口の西北西約10キロ、深さ約6キロの地中に約600万立方メートル(東京ドーム約5杯分)が、火口の直下
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く