JRの職員らに誘導され、停車した電車から駅のホームに集まる訓練の参加者ら(1日午前10時19分、東京・JR品川駅で)=伊藤紘二撮影 東日本大震災の発生後、初めて迎える「防災の日」の1日、全国各地で地震や津波を想定した訓練が行われた。 未曽有の震災を受けて、今年初めて、各閣僚が徒歩で首相官邸に参集する訓練を実施したほか、警視庁が都心部に一般車両を入れない大規模な交通規制訓練も行った。 政府の総合防災訓練は、午前8時に東京湾北部を震源とするマグニチュード7・3の地震が発生し、最大震度6強を観測したと想定。 閣僚は議員宿舎や議員会館から徒歩で首相官邸に集まり、その後、官邸内で菅首相を本部長とする緊急災害対策本部会議を開催。各地の被害状況の報告を受けて具体的な対策を立てる実践的な協議を行った。 東京都内では、警視庁が幹線道路計97か所で10分間、車の通行を一斉に規制。震災時には環状7号より内側の都