キリンホールディングスの子会社で飲料製造の信州ビバレッジ(松本市)は2日、松本市今井の本社敷地内に最大発電出力約1500キロワット(1・5メガワット)の大規模太陽光発電所を設置する計画を発表した。中部電力グループのシーエナジー(名古屋市)と共同で進める。完成すれば、最大出力1千キロワットの飯田市の「メガソーラーいいだ」を抜き、県内で最大規模となる。 製品倉庫2棟の屋根の上に太陽光パネル約7千枚を置く。面積は約2万平方メートル。5月に着工し、9月の完成を目指す。信州ビバレッジによると、1年間で一般家庭450世帯分の電力使用量に相当する150万キロワット時を発電し、年間600トンの二酸化炭素(CO2)削減が見込まれるという。両社は総事業費を明らかにしていない。 発電した電力の使用方法など具体的な事業計画は、太陽光などで発電した電気を電力会社が全量買い取ることを義務付ける「固定価格買い取り制