湯涌温泉の昨年度の入り込み客数が6万2261人に上り、前年度を7・4%上回ったことが16日までに、同温泉観光協会のまとめで分かった。協会は、同温泉をモデルにしたアニメ「花咲くいろは」の効果とみて、人気定着に期待を寄せている。 入り込み客数は、昨年4月から今年3月末までの宿泊者数と入湯者数の合計で、前年度を4281人上回った。東日本大震災が発生した昨年3月と5月に落ち込みがみられたものの、4月~9月末に放映されたアニメの人気が下支えした格好となった。 このうち宿泊者数は、昨年8月が前年同月比26・9%増、9月が同40・0%増となった。アニメの祭りを再現した「湯涌ぼんぼり祭り」が開かれた10月は同10・5%増だった。同協会によると、1~12月の入り込み客数の比較では、昨年は5年ぶりの増加となった。 入り込み客数は、大河ドラマ「利家とまつ」が放映された2002年に9万5346人を記録してか