※2015/03/25 Twitterで川崎逸朗さんに情報を頂いたので追記。 先日、『世代』『地下水道』『灰とダイヤモンド』のアンジェイ・ワイダ初期三部作を観た。この三本はいわゆる“ポーランド派”映画の代表作で、反ナチ運動、ワルシャワ蜂起、反ソビエト運動など、体制への反抗を描いた作品。ポーランド派はイタリアのネオレアリズモの影響を受けていたということで、確かにこの三本には『自転車泥棒』に通じるものが感じられた。 『世代』はワイダの監督デビュー作。ナチス・ドイツ占領下のポーランドで反ナチ運動に身を投じる若者たちにフォーカスし、ファシズムに抑圧され、労働者には共産主義が台頭したこの時代のポーランドを取り巻いていた雰囲気が映し出されている。 で、監督:真下耕一、原作・構成・脚本:月村了衛の2001年放送のTVシリーズ『NOIR -ノワール-』に『世代』からの引用があったことに気付いたので、それを