DXは、ハイプサイクルでいうところの幻滅期に入ったと思う。多くの会社でDXを掲げて取り組んだものの、下記のようになっているのではないか。 ・システムが増えただけだった。 ・クラウドにシステムを持って行って終わった。 ・社内が混乱した。収拾したが色んな人が傷つき、DXは禁句となった。 下記のような象徴する出来事もあった。 diamond.jp セブン&アイ・ホールディングスが巨費を投じて進めてきたデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略が水泡に帰した。昨秋にDX部門トップだった幹部役員が事実上“失脚”し、戦略の目玉だったIT新会社構想も白紙となった。巨大流通グループの内部で何が起きていたのか。 全15回ということでまだ全体が明かされてはいないが、明らかにDX失敗、の話である。DX自体は会社にとってポジティブでしかない話のはずだがなぜこうなってしまうのかは論理的に考えられる。 システムが増