シェル上のユーザーの活動履歴をログに残したいという場合、ログ機能を実現するうえで鍵になるのは、IShellExecuteHookというCOMインターフェイスです。このインターフェイスを公開するCOMオブジェクトを作成すれば、Windowsシェル上での処理の実行方法を制御することができるようになります。 はじめに シェル上のユーザーの活動履歴をログに残したいと思ったことはないでしょうか。たとえば、アプリケーションの便宜を図るため、クラッシュやブロッキングエラーをリバースエンジニアリングするため、ユーザー活動を監視するためなど、ログを記録する理由はいくつも考えられます。このようなログ機能を実現するうえで鍵になるのは、非常に単純で、しばしば過小評価されているIShellExecuteHookというCOMインターフェイスです。このインターフェイスを公開するCOMオブジェクトを作成し、適切に登録すれ