新「Jヴィレッジ」福島県内に建設へ 日本サッカー協会の小倉純二会長(73)が10日、福島第1原発の事故により使用不可能になっている「Jヴィレッジ」に代わる新施設建設の意向を明かした。原発から約20キロに位置する同施設は一般住民の立ち入りが禁止され、復旧作業の基地になっている。土壌は放射能汚染の影響もあり、再び使用できるまでには数十年かかるとも言われている。「代わりの場所を探している。(候補地は)福島(県内)のできれば沿岸部」と小倉会長。いわき市や相馬市などを候補に、被災地復興のシンボルになるような場所で検討中だ。 16日には欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長から50万ユーロ(約5500万円)の義援金が贈られる予定。数十億円と見積もられる建設資金の一部に充てる計画だ。