関連トピックス野田佳彦 次の衆院選日程が固まったが、最高裁から違憲状態と指摘された「一票の格差」の是正は手つかずだ。民主党は14日に衆院選挙制度改革法案を衆院に提出し、自民党と修正協議を始めた。ただ、次の衆院選はいまの区割りで行われることになり、選挙無効の判決が出る可能性もある。 野田佳彦首相は14日の党首討論で、自民党の安倍晋三総裁に「一票の格差の問題は違憲状態だ。一刻も早く解決しないといけない」と協力を要請。そのうえで、「我々は身を切る覚悟で定数削減を実現しなければいけない」と求めた。 民主党が衆院選挙制度改革法案を提出したのは党首討論の直前。内容は先の通常国会で廃案になった法案と同じで、一票の格差を是正する小選挙区定数の「0増5減」と、議員定数を減らすための比例定数の「40削減」をセットで盛り込んだ。比例定数140のうち35議席分に、少数政党に有利な連用制も導入する。 続きを読