東北電力東通原発(青森県)の敷地内に活断層があると指摘されている問題で、原子力規制委員会は20日、外部の専門家4人を交えた評価会合を開き、問題の断層は活断層である可能性が高いとの見解で一致した。東通原発は耐震安全性の見直しを迫られることになり、当面再稼働は難しく、運転停止が長期化する公算が大きくなった。 規制委が原発敷地内の断層が活断層の可能性が高いと判断したのは、日本原子力発電敦賀原発(福井県)に続いて2例目。規制委は今後、東北電への安全対策の指示などを検討する。 関連リンク東通原発、活断層の可能性高まる 原子力規制委が見解(12/14)東通原発の断層調査始まる 原子力規制委(12/13)敦賀原発、廃炉の公算大 規制委「活断層の可能性高い」(12/10)建設中の3原発、稼働へ「変更なし」 枝野経産相が明言(9/15)東通原発の活断層問題、再調査指示 保安院、東北電に(5/15)