日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は16日、沖縄で米軍司令官に「風俗業の活用」を進言した自らの発言を「不適切だった」と認めた。ただ、謝罪や発言の撤回、共同代表や市長職の辞任は否定した。大阪市役所で記者団に語った。 橋下氏のこれまでの発言 維新の国会議員団は16日、「風俗業の活用を勧めた発言は不適切だった」との見解を発表。橋下氏は同日夕、「不適切で女性の人権を蹂躙(じゅうりん)しているのではないかという批判は真摯(しんし)に受け止める」と語った。 旧日本軍の慰安婦を「必要だった」などとした発言について16日朝、フジテレビの番組で「誤解で傷ついた方がいらっしゃるなら大変申し訳ない」と発言。16日夕、この発言は元慰安婦に向けた謝罪だとした。市長や共同代表の辞職には「選挙で有権者が判断すればいい」「(党内の)みんなから降ろされない限り自分から降りません」と否定した。 橋下氏は6月に予定して