6人のオウム真理教元幹部の死刑が執行されたことを受けて、教団の違法行為を追及し、自らもサリンで襲撃された滝本太郎弁護士はブログで「(松本智津夫元死刑囚らが執行された)7月6日からの20日間、6人の精神状態はいかばかりだったか。勿論(もちろん)、それぞれ重い罪を犯したのだが、歴史に残る残虐な死刑執行になってしまった」と書いた。 滝本弁護士は日本脱カルト協会のメンバーとして今年3月、松本元死刑囚以外の教団元幹部の死刑を執行しないよう、上川陽子法相に要望していた。 この日のブログで滝本弁護士は、「およそ師を誤るほど不幸なことはない」と判決で言及された林泰男死刑囚ら6人のことを振り返りながら、「オウム事件では、本来、松本死刑囚一人の死刑だけで必要十分だった。他の12人は、私を殺そうとした人を含めて手足にされていたのだから。手足を死刑にしてどうするんだ」と記述。「松本智津夫の死刑を執行して、時を経過