Published 2020/01/23 16:30 (JST) Updated 2020/01/24 16:23 (JST) 予想通りである。首相主催の「桜を見る会」問題は、年が明けても全く収束の気配を見せない。21日には、内閣府が廃棄対象としていた文書の一部が、実は存在していたことが判明。昨年11月に共産党の田村智子参院議員がこの問題を取り上げ注目を集めてから2カ月あまり、まだまだ新事実が出てきている。22日の衆院本会議では、立憲民主党の枝野幸男代表が代表質問でこの問題を取り上げ、安倍晋三首相にいきなり辞任を要求。通常国会でも野党の攻勢は強まる一方だ。自民党の二階俊博幹事長が同日「桜はもう散った」とコメントしていたが、それは希望的観測に過ぎないだろう。(ジャーナリスト=尾中香尚里) ▽政権が狙う「公文書管理」制度への収れん ただ最近、この問題が「公文書管理問題」として取り上げられている