顧客エンゲージメントプラットフォーム「Braze」を提供するBrazeは7月12日、虎ノ門ヒルズフォーラムにてイベント「CITY×CITY JAPAN」を開催した。本記事では同日午前中に行われた基調講演「ニッポンのマーケティングを変えよう」の内容の一部をレポートする。 「カスタマーエンゲージメントの未来を考える」のセッションでは、Braze CEO兼共同創業者のビル・マグヌソン氏が、ファーストパーティーデータの重要性について説明した。 ビル氏は、同社創業以来の12年間で、モバイル環境を中心に大きな変革があったことを提示。企業は商品やサービスの購入者の体験を理解しようとし、より高い価値を提供しようと顧客情報の獲得を進めてきたが、その中で「サードパーティーデータのアイデンティティは消滅しつつある。運用にはコストがかかり、さらに個人情報保護の観点においても課題がある」と話す。 続いてビル氏は、フ