「魁!!男塾」鑑賞。 「根性で乗り切れ!」と言った場合、対峙する困難は乗り切れる物では無い事がしばしばある。例えば『100』の状態で終わらなければいけない事柄に、普通に取り組んだ場合『50』がやっと、という時「根性出して徹夜してメシを食う時間を潰して、なんとか75までもっていきました!」というのが、一般的な「根性出した」状態だろう。 数多の映画の主人公たちは、そういった無理難題を押し付けられることが多々ある。そもそも映画はフィクショナルな物だから、通常では絶対にブレイクスルー不可能な「無理難題」に立ち向かう。それに対して、観ている側がすんなりと道理だと受け止められる解決にたどり着くのが「良い映画」という事になるだろう。 映画の技術とは、いかに「道理だ!」と思わせる描写が出来るか?という物であると言えるだろう。 映画「魁!!男塾」だが、ボクは原作マンガを連載当時読んではいたが、熱心なファンだ