12日目に7敗目を喫し、絶体絶命だった千代大海が把瑠都を力強く押し倒し、13日目からの3連勝でかど番を脱した。13日目の朝げいこのときに関脇に転落しても現役を続けると宣言したが「落ちるつもりはなかったし、無心でやった。充実した3日間だった」と、大きく息をついた。 12日目には左太ももを肉離れし、故障を抱えての土俵だったが、史上ワーストとなる13度目のかど番も何とか切り抜けた。「もうこんな思いはしばらくしたくない」と、本音を漏らしていた。 師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「よくぞ勝ち越したという感じ。燃え尽きるまでやってほしい」と話した。