迷惑な進化 2012/09/20 WBSに「スミスの本棚」というコーナーがあります。内田春菊さんが、この本を推薦していました。 "迷惑な進化"。一見、謎めいた名前のこの本の著者は、遺伝子研究で多くの功績をあげたシャロン・モアレム。『糖尿病は氷河期の生き残り?』『親がジャンクフード好きだと子どもが太る?』本来なら遺伝される必要の無いものが、なぜ代々受け継がれていくのか。その理由を、仮説を交えて、科学的に大胆に考える作品です。 「遺伝子というのは、まず良いものを残すようにできているわけじゃないですか?だったらなぜ病気が遺伝するのか」「これはロマンだと思う。ある種、体の歴史ですよね。誰かが何かを成し遂げたっていう話を男性は好みますが、それが自分の細胞の中でも起こっているという風な解釈をしてもらうと、すごく面白くなると思う」(内田さん談) 著者のお爺さんは、献血が好きで、「献血すると肉体的にも調子
「冒険とロマンに満ちたメディカル・ミステリーツアーへ、ようこそ」 このような一文でこの本は始まる。 「なぜ病気を引き起こすような遺伝子が残っているのか?」 「気候変動と人間の進化の関係性は?」 「肌の色の違いはなぜ生まれたのか?」 「植物に含まれている化学物質をヒトはどのように利用するのか?」 「ウイルスなどの伝染病には、症状が重いものと逆に軽いものが存在する理由はなに?」 「日々の行動が子孫に影響を残すって本当?」 などの疑問に答えてくれる。 本当にわくわくしながら読むことができ、久しぶりに知識欲を刺激されるような本に出会った。 「冒険とロマンに満ちたメディカル・ミステリーツアーへ、ようこそ」 というこの本の書き出しは、嘘ではなかった。 この本では「なぜ病気を引き起こすような遺伝子が残っているのか?」という疑問を出発点として、ヒトの進化と病原体や遺伝子などの関係性を詳しく、分かりやすい口
世界観がかわりました WBSの『スミスの本棚』(8/22)で内田春菊さんが紹介された本です。 オーダーがどっと入った?ようで在庫なし状態が続きましたが、9/5に第5刷が発行されて発送、7日に手に入れることができました。キャンセルしなくてよかったです。 この分野の研究がこんなに進んでいることを知りませんでした。今まで知らなかったことが盛りだくさんで、知見を深めることができました。 あらためて生き物はすべて単独で存在するということはありえず、進化もお互いの共存関係のなかで起こっていること、人間のDNA自体もウイルスがとりこまれてできあがっていること・・・等々、本当に色々なことを知ることができました。 自然の神秘、宇宙の神秘をあらためて認識させてくれる内容でした。小さなことにとらわれることがなんかバカらしくちっぽけに感じられ、読んだ後、人生観、世界観のスケールが今までより明らかに大きくなったよう
迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者: シャロンモアレム,ジョナサンプリンス,Sharon Moalem,Jonathan Prince,矢野真千子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/08/25メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 275回この商品を含むブログ (62件) を見る なぜ病気の遺伝子がこれほど多くの人に受け継がれてしまったのだろう? そもそも進化とは、有害な遺伝子を淘汰し、役に立つ遺伝子だけを残すもののはず。なのに、なぜこんな遺伝子が生き残っているんだろう? ―――進化医学の新鋭、シャロン・モアレムが案内するメディカル・ミステリーツアーへようこそ 昨日の『この6つのおかげでヒトは進化した―つま先、親指、のど、笑い、涙、キス』 チップ・ウォルター[著] 梶山あゆみ[訳] (早川書房) - sta la staが『どうやって進化したんだろう?』に
Yahoo!のトップページ。Yahoo!検索ランキング - 急上昇ピックアップ に上がっていた単語で気になるものが。 「迷惑な進化」 調べてみるとどうやら本のタイトルらしい。 昨日のTV番組「スミスの本棚」の放送内で内田春菊さんが紹介したらしいです。 正式なタイトルは 『迷惑な進化-病気の遺伝子はどこから来たのか』シャロン モアレム著、ジョナサン プリンス著 出版社/著者からの内容紹介 私たちの遺伝子には、さまざまな危機的環境を生き延びてきた歴史が蓄積している。もしあなたが糖尿病なら、それはおそらく17世紀の短い氷河期に端を発している。急に訪れた極寒状況で、血糖値が高いために生き残った人びとの子孫であることを意味するのだ。--異色の若手科学者による「楽しく読める」進化学。 内容(「BOOK」データベースより) なぜ病気の遺伝子がこれほど多くの人に受け継がれてしまったんだろう?そもそも進化と
6月2 WIREDのBiology Big Bang!を読んだ! カテゴリ:20_アーカイブ 発売日に買ったのに、ずっとまとまった時間がなくておあずけになっていました。 お目当ては Biology Big Bang!という 未来の生物学を特集した記事でした。 監修された佐々木さんは、 Twitterで時折お世話になっているのですが、 3.11以降の放射線問題で解説記事を書かれたり(Twitterまとめ、ご自身のブログ) とてもわかりやすい言葉でイメージしにくい世界を 解きほぐしてくれる名人です。 さて。 記事ですが、とても面白かったです。 私のような特に生物学にバックグラウンドがないおばちゃんでも おぉーすごいー 世の中こんなに変わるわけ?って思わせる ワクワク感がいっぱいでした。 きっと専門書に書いてあったらちんぷんかんぷんかもしれないコトを すごい簡潔にまとめてあって、その網羅される
紀伊國屋書店新宿南店で、先日、おもしろいフェアが始まったので、紹介します。「Visual Editions ブックフェア」がそれ。お店のくわしい情報はこちら。「【新宿南店】 ロンドンの出版社 『VISUAL EDITIONSブックフェア』 素晴らしい姿で綴られた物語 」。(以下、店内の写真はお店の方に断って撮影したものです。) 場所は、6階洋書売り場コミュニティーガーデン(洋書売り場と語学書売り場の間あたりのスペース)フェアテーブル。フェアで紹介されている書籍は全部で4点、上の写真にある通り、テーブル1つにおさまってしまう小規模なものなんですが、これが実に濃い。 フェアタイトルにあるVisual Editionsは、2009年に設立されたロンドンの出版社。そのVE社が刊行した、Visual Writingなる《視覚的要素が言葉と同様に鍵となるような物語の表現方法》(チラシの説明より)で著さ
グリゴリー・ラスプーチン - あのひと検索 SPYSEE http://spysee.jp/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3/4092/ The Assassination of Grigori Rasputin 動画 YouTube http://www.youtube.com/watch?v=76MQqlx7x1w Tribute to Grigori Rasputin 動画 YouTube http://www.youtube.com/watch?v=WkCE6WKqzBk グリゴリー・ラスプーチン ウィキペディア(Wikipedia)より グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン(ラテン文字転写:Gr
アスペルガー症候群の妻を持つ夫の視点で書かれた、日常生活についてのエッセイ。単行本で出た時に買おうか迷ったのだけれど、結局買わなかった本。まさか文庫になるとは思ってもみなかったけど、それだけ話題になったという事かな。少なくともかなり人目を引く書名ではあるよね。(ちなみにアスペルガー症候群の当事者にまつわる本を読んだのは、ニキ・リンコ氏と藤家寛子氏の共著『自閉っ子、こういう風にできてます!』に次いで2冊目。) 日本でも最近になって発達障碍やパーソナリティ障碍についての周知が進んできたけれど、普段そのような人たちがどのような生活を送っているのかについては、(自分も含めて)よく知らないことが多い。従って文庫化によって、大勢の人の目に触れる機会を増やしてもらえるのは、何にせよありがたい。 詳しく知らない方のために少し補足しておこう。「アスペルガー症候群」というのは、知能指数や言語能力に支障はなくと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く