2010年現在、我々は史上何度目かのRMA(軍事における革命)に立ち会っている。それはロボット兵器の導入だ。1990年代から徐々に戦場に現れるようになったロボット兵器は、イラクあるいはアフガニスタン戦争の戦後処理の失敗により、特にアメリカ軍において本格的に導入されるようになった。これは単純に「危険あるいは退屈な任務をロボット兵器に代行させる」といったものではない。戦争のあり方、軍組織のあり方にまで影響をおよぼしはじめている。本書は著者が関係各所への膨大な取材とインタビューを基に、ロボット兵器の現状と未来を予測している。 本書の内容は、主に2パートに分かれる。前段はロボット兵器使用の現状だ。イラクあるいはアフガニスタンでもっとも問題視されているIED(即製爆発物)の処理を行う”遠隔爆弾処理車両”から、偵察・攻撃を任務とするUAV(無人航空機)まで、様々な現場が紹介される。我々ミリオタの予想を
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