昨年、現代アート作家 松田光二から小イヌの作品をもらった。 マエストロが創ったモビールの片割れである。 工房で不思議な動きをするモビールをみた。 奇術師の指のような動きが魅力的だ。 だから勝手に「マジックドッグ」と名付けた。 いまマジックドッグを傍らに「エドガー・ソーテル物語」を読み始めている。 手話のエドガーと犬たちの物語である。名文で描かれる犬たち、その情景は素晴らしい。 それは今度の話にして、マジックドッグについて詩作を試みた。 マジックドッグ モビールのイヌ ゆらゆら ゆらゆら くるくる くるくる マジックドックは不思議なイヌだ 黄金の脚で音のない平均律かなでてる ゆるゆる ゆるゆる くらり くるくる マジックドッグは不思議なイヌだ 風がリードか見えない軌跡えがいてる ゆらゆる ゆらゆら くるくる くるり マジックドッグは不思議なイヌだ 三色まだらがお空を飛び跳ねる ゆらゆら く