駐車中の乗用車から現金などを盗んだとして、和歌山西署は30日、窃盗容疑で和歌山市湊北町、無職、藤本順次容疑者(60)を逮捕した。被害に遭った男性の飼い犬が、事件の19日後に男性宅前を歩いていた藤本容疑者にほえたのが逮捕のきっかけになった。 同署幹部は「何がほえる決め手だったのかは犬に聞いてみないと分からないが、警察犬も顔負けの好反応だ」と絶賛している。 逮捕容疑は4月11日午前2時~正午ごろ、和歌山市内の男性(35)方の駐車場に止めてあった乗用車内から、現金30万円やカード類が入った財布を盗んだ疑い。 同署によると、駐車場には防犯カメラがあり、車上荒らしの様子が記録されていた。 同30日午前7時すぎ、男性が自宅にいると、飼っている小型犬が駐車場近くで盛んにほえ始めた。不審に思った男性が表に出てみると、防犯カメラの映像と特徴がそっくりな男が歩いているのを見つけ、110番通報。男は駆け付けた署