いろんな説がありますが、私の知っているのを一つ挙げます。 CDが出てくるちょっと前の話です。 デジタル音楽(PCM)というものが世の中に出始めたのは'70年代ですが この時、サンプリング周波数をいくつにすべきなのかは、 人の聴覚的な感覚に左右されるので、工学的や数学的には決められませんでした。 欧州ではサウンドマイスターなどがブラインドテストなどを通じて32kHzを主張していました。 そしてとりあえずこの値を叩き台としました。 さて、実際にアナログ音をA/Dコンバータにかけデジタルデータを作成したとして 何に記録したらよいでしょう。 当時それほどの高密度データ記録を行え、かつ容易に入手可能な機械の代表は ヘリカルスキャンを採用したビデオデッキでした(高価でしたが) そこでソニーは自社製のUマチックに記録する事にしたのです。 Uマチックとは'70年頃に登場したソニーのビデオテープレコーダです
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