歴史ある投資銀行、リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の破綻が金融危機のクライマックスだった。 Oli Scarff/Getty Images 2007~2009年のグレート・リセッション(Great Recession)は、世界経済に大打撃をもたらした。 過去10年で、経済はゆっくり、じわじわと回復し、アメリカでは雇用が完全に戻りつつある。だが、すべての産業が回復している訳ではない。 我々は、景気後退が本格化した2007年と比較して、現在でも労働者数が著しく減ったままの20の産業を調べた。 2007~2009年のグレート・リセッションと金融危機によって、世界経済は大打撃を受けた。アメリカの過熱した住宅市場といくつかの名高い金融機関の破綻により、世界中で何百万もの職が失われることになった。そして10年という時をかけて経済はゆっくりと回復し、ようやく完全復活へと向かおうとし