昨日、日本の経済停滞の原因は政治にあるという英「エコノミスト」の記事をご紹介しましたが、それに関連して、2007年12月15日号の週刊東洋経済に載っていた記事で興味深かったのは「規制緩和はなぜ抵抗されるのか」というものです。 この号の特集は、「経済学ってこんなにおもしろい」という内容でその中のひとつとして取り上げられていましたが、他の記事も面白かったので、まだ読まれていない方はバックナンバー取り寄せてみてはいかがでしょうか? で、話が逸れましたが、記事によると規制緩和が抵抗されるのは、「保有効果」にあるそうです。それは、手放すのは入手するより難しいという心理面での話だそうで、保有しているものを手放すときは公正価格で売却しても損をしたと感じるそうです。同じものであっても、手放す際は手に入れる際の7倍も価値が大きく感じるとのこと。 一度獲得した既得権益を手放したがらないのは、そういうことなんで