これまで、第1回・第2回では、自作OSとは何かという基本的なところから、現代における自作OSの難しい点について解説しました。また第3回・第4回では、自作OSをする上で欠かせないオープンソースの開発ツールへの、バグ修正を通した貢献について触れました。 最終回となる今回は、連載名にもなっている、自作OSの「いまと昔」から一足進んで、これから自作OSをはじめてみようと考えている皆様にむけて、どのように自作OSを楽しめばよいのか、という将来へ向けた話をしてみたいと思います。 自作OSは役に立つ? 第1回でも触れた通り、自作OSの楽しみ方は人それぞれです。知的好奇心を満たしてくれる積木として、ハードウエアを極限まで使い倒すための道具として、日々成長させるのが楽しみな盆栽として、等々、どのような目的であっても、開発している本人が楽しければ、それは立派な自作OSといえます。 それでも、ふと、こんな気持ち
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