式と文の違いは知っておくといろいろ役立ちますので、ご紹介したいと思います。 プログラミング言語の構文の要素は、式(Expression)と文(Statement)に分類されます。プログラマであれば、用語としては把握していなくても、プログラミングの実践の中で、式と文を明確に区別して認識されていると思います。以降では、式と文とは何か、その違いがプログラミング言語の構文に与える影響、プログラムの書き方に与える影響を説明します。 VBで例を挙げると、文には代入文、If文、For文、While文、呼び出し文などがあり、式には条件式(比較式)、呼び出し式、加減算式、定数式などがあります。 1: Dim a As Integer 2: a = 10 ' ←代入文 3: If a = 10 Then ' ← ここのa = 10は条件式 4: Console.WriteLine("aは10です。") 5: