通勤で通る小さな公園に毎朝、老いた野良猫(三毛)がいた。 695 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/09/02(日) 17:59:32.26 ID:ZovQj4tZ0 通勤で通る小さな公園に毎朝、老いた野良猫(三毛)がいた。 俺は必ずポケットに煮干を入れて通勤するようになった。 毎朝煮干あげて、頭を撫でてから通勤した。 ある朝、冷たくなってるそいつを見つけた。 そこいらに埋めて犬とかに掘り返されても可哀想だから、会社に電話して半休をもらい、電車で4駅の俺のじいさんがやってる寺に運んだ。 あとはじいさんがそいつを骨にし、無縁仏の墓に入れてくれた。 次の日、通勤でそいつのいた公園を通り、あああいつはもういないのか…と思いながらも、いつもあいつのいたベンチのしたにポケットの煮干を置いた。 翌朝も、その翌朝も煮干を置いた。 不思議なことに、毎日置いた煮干が無くなることに気付いた。