僕が経済産業省と出会ったのは、2008年12月1日、御茶ノ水のホテルで行われた合同就職説明会でのことでした。 僕は、小学2年生から野球を始め、大学2年まで野球以外のことは一切考えない人生を歩んできました。朝から晩まで、月曜日から日曜日まで野球のことばかり考え、野球部以外の人と遊ぶことも、あまりありませんでした。大学2年の時に体育会の硬式野球部を辞めた後は、一時、何をすれば良いのかわからなくなってしまいました。ただ、何かしたい、何かしなくてはという衝動に駆られて、バックパックを担いだ海外旅行や、ホテルでのアルバイト、留学生交流、他学部のゼミに潜り込んでの議論、読書会など、なんとなく面白そうだと感じた活動にとりあえず参加しては、新しい刺激を求めて、日々動き回っていました。大学3年になった後も、もう少し勉強したいからという漠然とした理由で大学院への進学を考えながら、気ままな生活を送っていました。