親子の語酒事業を説明する新城理事長 東日本大震災の被災地復興に向けた企業、団体の新たな取り組みを紹介する第3回新しい東北交流会in仙台は11日、仙台市で開かれ、パネルディスカッションや発表などを通じて今後の復興の在り方を探った。 「この先へ続く、東北の『新たな挑戦』」をテーマに「新しい東北」官民連携推進協議会(事務局・復興庁)が主催した。参加団体による事業紹介では、県酒造組合会長で会津若松酒造協同組合理事長の新城猪之吉末廣酒造社長が協同組合で取り組んでいる「親子の語酒(かたりざけ)」事業を取り上げた。 20歳になった子どもと親が日本酒を酌み交わす文化を育てようと大学生の発案を基に企画した事業で、協同組合の12蔵元が薦める日本酒を「親子の二十歳酒(はたちざけ)」として商品化した経緯を説明した。新城社長は「日本酒を通じて親子の仲を深めてほしい」と話した。 パネルディスカッションでは復興事業の立
田んぼリンク再開の意義を強調する清水さん 長野五輪スピードスケート500メートルで金メダルを獲得した清水宏保さん(41)は30日、川俣町中央公民館で「復活」をテーマに講演した。 東京電力福島第一原発事故の影響で閉鎖していた同町山木屋地区のスケート場「絹の里やまきや田んぼリンク」が5年ぶりに再開するのを前に、地域住民でつくる実行委員会が企画した。 清水さんは長野五輪から4年後に交通事故に遭い、腰痛に悩まされながら臨んだソルトレイクシティ五輪を振り返った。気持ちを切り替え、練習に励んでスピードスケート500メートルで銀メダルをつかんだという。「一歩踏み出すことが大切だ」と前向きに取り組む姿勢の大切さを訴えた。 幼少のころには北海道の沼や丘に造った天然リンクでスケートに興じたエピソードも披露した。「リンクがあれば競技者が生まれる」と話し、山木屋地区の田んぼリンクが復活する意義を強調した。 講演を
コンクリートを打つ仁志田市長(左)と月舘小の児童 115号国道バイパス「相馬福島道路」の仮称・犬飼大橋の連結式は29日、伊達市月舘町布川の現地で行われた。 工事関係者や地権者ら約60人が出席した。神事を行い、仁志田昇司市長らが玉串をささげた。永尾慎一郎国土交通省福島河川国道事務所長が「相馬福島道路の開通に向けて全力で取り組む」と式辞を述べた。仁志田市長、永尾所長、月舘小の6年生らが路面の穴にコンクリートを打ち、連結させた。 橋は相馬福島道路のうちの霊山道路(12キロ)に架かる。延長173メートルで、片側1車線。2車線の幅員は12メートル。霊山道路は同市霊山町石田から同市霊山町下小国までの区間で、平成29年度中の開通が予定されている。 (2016/01/30 11:47カテゴリー:福島第一原発事故)
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