6人中4人が睡眠障害に=「火星旅行」実験、1年半で 6人中4人が睡眠障害に=「火星旅行」実験、1年半で 将来の火星有人探査に向け、ロシアの閉鎖的な施設で男性6人が1年半弱、模擬的な「火星旅行」を行う史上最長の実験を行ったところ、4人が何らかの睡眠障害を経験したことが分かった。米ペンシルベニア大やロシア生物医学問題研究所などの研究チームが7日までに成果を論文にまとめた。米科学アカデミー紀要電子版に発表する。 実験は地球から火星まで8カ月と10日、火星での活動に1カ月、地球帰還に8カ月かかると想定。2010年6月から11年11月まで、国際宇宙ステーション(ISS)に似た施設内で行われた。6人はロシア、欧州、中国のエンジニアや医師らで、手首に体の動きなどを測定する装置を付け、週休2日で作業を行いながら生活した。 睡眠障害の内訳は、眠りが浅くなる▽睡眠時間帯が遅くずれる▽慢性的な睡眠不足感から