「もったいない」誰もがそう口にする光景だ。酒類を提供する店に休業要請が出される前の日、東京・立川市の居酒屋では、苦渋の決断を迫られていた。「正直言って本当厳しいですよね」立川海鮮丼モンローの店長が漏らす。 【画像】連休前に大量に発注されたお酒 立川海鮮丼モンロー・髙橋セイム店長: お酒がダメっていうのは正直思わなかったから、ちょっと困っちゃったですね。発注しちゃった後だったので。これキャンセルもできないし、結構な量買っちゃったんで。残っちゃうと全部廃棄するしかないので。 連休の来客を見込み、大量に発注したというお酒。封を開けて売れ残ったものは、品質が落ちるため廃棄せざるを得ないという。緊急事態宣言前最後の営業となった24日には、お酒を売り切るため2時間も前倒しで店を開き、「お酒1杯分の値段」で「飲み放題」にして破格の提供をした。午後8時、のれんを下ろした店内を覗くと。 立川海鮮丼モンロー・