南極の南極半島(Antartic Peninsula)でペンギンを撮影する観光客(2009年12月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/SARAH DAWALIBI 【6月18日 AFP】南極を訪れる観光客が急増していることから、同地のぜい弱な環境が脅かされているとした論文が18日、米専門誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に発表された。論文では、より積極的な保全活動が呼び掛けられた。 業界の統計によると南極を訪れる観光客の数は、1990年の年間5000人未満から現在は同4万人ほどに増加。大半の観光客は、南極大陸の1%に満たない氷のない地域を訪れるという。また同地域では、研究施設の数も増え、同時に道路や燃料貯蔵施設、滑走路の建設も進められた。 オーストラリアの環境調査プログラム「National Environmental Research Programme(NERP)」と
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