神奈川県と相模原市は3日、2027年開業を目指すリニア中央新幹線(東京―名古屋)の県内に建設される中間駅を、同市緑区の橋本駅周辺に誘致することで合意したと発表した。 同県と同市は、今年度中に建設主体のJR東海に要望する。JR東海は地元の意向を重視しており、最終的に橋本駅周辺に決定する公算が大きくなった。 同駅周辺への誘致を決めた理由は、〈1〉JRの横浜線と相模線、京王相模原線の3線が乗り入れている〈2〉建設中の圏央道のインターチェンジに近い〈3〉JR東海が技術的に可能と判断している――などとした。 JR東海がこれまでに示した中間駅の計画範囲には、橋本駅、相模原駅、南橋本駅の3駅が含まれていた。