栃木県内で昨年11月下旬から、カード情報を読み取られるスキミングの被害が相次いでいる。 県警によると、被害は計1000万円を超すとみられ、ゴルフ場の貴重品ボックスなどからカードを一時的に盗まれるケースが多いようだ。ボックスの暗証番号とキャッシュカードの暗証番号を同じにしていた人が多く被害に遭っており、県警や金融機関は「貴重品ボックスではキャッシュカードの暗証番号を使わないで」と呼びかけている。 県警などによると、被害者に共通していたのは、県内のゴルフ場や銭湯などの貴重品ボックスを利用し、キャッシュカードと同じ暗証番号を使っていたこと。犯行グループは、後方から貴重品ボックスを盗撮するなどして暗証番号を知り、カードを盗んで情報を読み取った後、その暗証番号や生年月日などからキャッシュカードの暗証番号を推測して現金を引き出しているとみられる。県警には「身に覚えのない引き落としがある」などの相談が約