ブレーキのない競技用自転車で公道を走ったとして、警視庁は11日、東京都内在住の無職男(31)を道路交通法違反(制動装置不良)容疑で逮捕した。 男は計7回の出頭要請を無視しており、同庁は悪質だと判断した。警察庁によると、未出頭を理由に自転車の交通違反者が逮捕されるのは全国で初めてという。 発表によると、男は昨年6月28日午後4時50分頃、渋谷区代々木の国道20号で、後輪にブレーキのない自転車「BMX」を運転した疑い。男は「こんなことで逮捕されるとは思わなかった」と供述している。 男は2010年8月と昨年3月にもブレーキなし自転車で交通切符を切られていた。今年6月の違反後、警視庁は電話で2回、はがきで5回、出頭要請したが、応じなかったという。