ペットとして飼われていた「ミドリガメ」と呼ばれる外来種のカメが川や池に捨てられて繁殖し、各地で生態系を脅かしていることから、環境省は来年度の予算案に4500万円を盛り込んで、駆除の手法などを検討するモデル事業を始めることを決めました。 こうした事態を受け、環境省は来年度、ミドリガメの繁殖が問題となっている地域を全国で3か所程度選び、駆除の手法やその後の処分の方法などを検討するモデル事業を始めることを決め、来年度予算案の概算要求に4500万円を盛り込みました。 ミドリガメに対する規制を一度に強化すると、現在飼育されているカメが新たに川や池に放されるおそれがあることから、環境省は3年後をめどに全国的な駆除計画を策定したうえで、5年後をめどに輸入や飼育の規制を段階的に強化していくことを検討しています。 環境省は、「“捨てガメ”が増えないよう飼い主の意識の向上を図りながら、駆除の体制を確立していき