ご存知、東急ハンズ。この店の売りのひとつが、実演販売だ。この日も本格的な夏を前に、エアコン内部のクリーナー「カビッシュトレール」を実演販売していた。汚れ落ちの威力を目の前で見て、ついつい手が伸びる。 一方、群馬のスーパーでも、実演販売が店の起爆剤として迎えられていた。こちらで売っていたのは、特殊加工のフライパンと包丁「スーパーストンバリア」。その巧みな話術と実演で、フライパンの焦げ付かない特性や包丁の切れ味をアピールしていく。すると、意外な波及効果が起きていた。 そんな各所で引っ張りだこの実演販売員たちを組織化し、成長してきたのが、コパ・コーポレーション。 30人を超える実演販売員を育成し、創業20年で、現在の年商は22億円に達する。 「うちは、実演販売業界のリーディングカンパニー」 そう語る、代表で創業者の吉村泰輔。 彼が育成した一人が、レジェンド松下こと松下周平。現在は週に7本の通販