ニューヨーク(CNNMoney) 「DNS Changer」と呼ばれるマルウェアに感染したパソコンのユーザー数十万人が、7月9日以降にインターネットにアクセスできなくなる。 米連邦捜査局(FBI)は9日、このマルウェアに感染したパソコンのユーザーを支援するために暫定的に設置したDNSサーバの運用を停止する。しかし、このサーバが停止すると、まだ感染しているパソコンはインターネットへの接続が不可能になる。 このマルウェアは、感染したパソコンのユーザーが行ったウェブ検索を悪意ある広告付きのなりすましサイトにリダイレクトするというもの。過去5年間の感染者数は、全世界で約400万人に上る。6人のエストニア人で構成されるサイバー犯罪グループは、このマルウェアを使った違法広告で1400万ドル(約11億円)の利益を上げたという。 昨年11月、FBIなどがこの犯罪グループを逮捕し、不正なDNSサーバも押収し
(CNN) 米カリフォルニア州でフォアグラの販売と製造を禁止する州法が1日から施行された。2004年に当時のシュワルツェネッガー知事の署名で禁止法が成立してから8年。今後も法の抜け穴をくぐってフォアグラを出し続けるという店や、違反店で騒ぎを起こすと予告する動物愛護団体がある。 同法は、鳥の肝臓を普通以上の大きさに肥大化させる目的で強制的に餌を与えてはならないと規定し、強制的な給餌によってできた製品の州内での販売を禁止。違反者には1日につき1000ドル以下の罰金を科すと定めた。 これに対して同州ロサンゼルスにある人気レストランのフレンチシェフ、ルド・ルフェーブル氏は米通信社ブルームバーグの取材に対し、フォアグラは有料ではなく無料で出すことにすると話した。 また、客が持ち込んだフォアグラを店で料理して出す「BYOF(Bring Your Own Foie=フォアグラ持ち込みOK)」のサービスを
(CNN) 世界三大珍味のひとつといわれるフォアグラの生産過程で、アヒルやガチョウなどに強制的に餌を与えるのは動物愛護の精神に反するとして、米カリフォルニア州で7年前に制定された強制餌付けの禁止法の猶予期間が、6月末に終了する。 フォアグラを扱うレストランのシェフらは、禁止法の撤回を求めて土壇場の論争を展開している。 フォアグラはアヒルやガチョウに大量の餌を与えて肥大させた肝臓で、通常の10倍程度の大きさになる。のどにパイプを差し込んで強制的に餌を流し込む方法は残酷だというのが、禁止派の意見だ。一方、フォアグラ好きのシェフや料理専門家は「アヒルやガチョウには咽頭反射がない」「魚を丸のみするのに慣れている」「体重が増えるのは渡り鳥の習性だ」と反論してきた。 禁止法には、より残酷でない餌付けの方法に切り替えるための猶予期間が設けられていた。しかし7月1日以降、同州で強制餌付けによって生産された
(CNN) 米海兵隊は1日、首都ワシントンにある兵舎で海兵隊の公式の「マスコット犬」である「チェスティーXIII」の階級を「伍長」から「軍曹」に昇進させる式典を催した。 イングリッシュ・ブルドッグであるチェスティーは2010年5月に伍長の肩書をもらっていた。 海兵隊は声明で、タフで筋骨たくましく、攻撃的な容貌(ようぼう)を持つチェスティーは兵舎で常に務めを果たすことを忘れず、国内や海外を問わず、数限りない機会に訪問者らの強い関心を引き付けていたなどとその功績をたたえた。 米国政界では大統領を始め、犬好きの指導者が多い。トルーマン元大統領は「ワシントンで友人が欲しいのなら、犬を飼え」との助言も残している。 オバマ米大統領一家はホワイトハウスで愛犬ボーを飼っている。また、パネッタ国防長官は長官に任命された後、家族が残るカリフォルニア州の自宅からゴールデンレトリバーの「ブラボー」をワシントンに連
(CNN) 米交流サイト大手のフェイスブックを利用するユーザーのうち、4人に1人はプロフィルに虚偽の内容を記載している――。米有力消費者団体コンシューマー・リポーツが行ったフェイスブックとプライバシーに関する調査でそんな実態が明らかになった。虚偽の内容を記載する背景には、プライバシーへの懸念などがあるようだ。 調査は2000世帯を対象に実施し、回答者の約25%が、自分のプライバシーを守る目的でプロフィルに虚偽の情報を書き込んでいると答えた。この割合は2年前の調査の10%に比べて大きく増えた。 コンシューマー・リポーツはこの結果について、プライバシーについての不安が高まったためと分析している。 フェイスブックは実名での利用が原則だが、中には勤務先や採用担当者に見つからないよう偽名のプロフィルを作成したり、なりすましなどの犯罪に利用されることを恐れて生年月日を偽ったりするユーザーもいる。 20
テヘラン(CNN) イランで日本の忍術を習う女性らを取材したロイター通信が、その報道に「暗殺者」養成との見出しを付けたことに対して、イラン政府が強い反発を示し、同通信への取材許可を一時的に停止すると発表した。 国営イラン通信(IRNA)が2日伝えたところによると、イラン文化省の外国報道陣担当責任者は同通信に対し、「スポーツとして忍術を愛好する大学生や主婦をテロリスト呼ばわりした」と抗議した。 問題のニュース映像は2月に配信された。ロイター通信は声明で「誤り」があったことを認め、指摘を受けて見出しを「イランの暗殺者養成で女性数千人が忍者修行」から「イランで3000人の女性が忍者修行」に修正したと説明している。 ロイター通信によると、テヘラン支局のスタッフ11人が取材許可証を返上するよう言い渡された。スティーブン・アドラー編集主幹は「大変深刻に受け止めている」と述べ、すでに内部調査のうえ再発防
ロンドン(CNN) イングランドのマンチェスターで結婚式を挙げ、晴れて夫婦となったジョン・カニングさん、フランシス・カニングさん夫妻は、まさかエリザベス女王が自分たちの結婚式に来るとは思っていなかった。しかし、式当日に女王がマンチェスターに滞在することを知り、ふとした思いつきで招待状を送った。 するとなんと、女王が本当に現れた。 夫妻は予想外の女王の来訪に驚いたものの、女王が二人に祝いの言葉を述べると、新郎は落ち着いて頭を下げ、新婦もひざを曲げておじぎをした。また、エリザベス女王の夫のフィリップ殿下もカニング夫妻の前途を祝福した。 エリザベス女王は23日に公務でマンチェスターを訪れ、病院や放送局などを視察した。 エリザベス女王は今年、即位60周年を迎えるが、祝典などに参加するため全英各地を訪問している。
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)と米航空宇宙局(NASA)は7日、太陽表面の活発な活動によって大量のエネルギーと荷電粒子が放出され、8日に地球に到達する見通しだと発表した。高周波の無線通信や全地球測位システム(GPS)などに障害が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けている。 NOAAによれば、太陽フレアに伴うコロナ質量放出(CME)と呼ばれる現象が2度にわたって発生した。今回のCMEは2006年12月以来の規模となり、100億トン分に相当する荷電粒子が毎時約480万~640万キロの速度で地球に向かっているという。 NASAの予想では、CMEの第1波は米東部時間8日午前1時25分(日本時間同日午後3時25分)ごろにも地球に到達する見通し。この影響で磁気嵐が発生し、高周波無線通信やGPS、送電網などに障害が出る恐れがある。また、米ミシガン州やイリノイ州など緯度の低い地域でも8日夜から9日
(CNN) メキシコ南部のチアパス州で、死後少なくとも50年以上たったとみられる167人の遺体が見つかった。当局が明らかにした。 同州の検察当局によれば、遺体は州内の農場にある洞窟の中から見つかった。暴行されたような形跡はないという。今後個々の遺体について鑑定を行い、年齢、性別、死因を調べる予定。刑事事件として捜査する可能性も排除しないとしている。 メキシコではここ数年、大量の遺体が見つかる事件が相次いでいる。2010年8月には北部の農場で中南米からの移民72人の遺体が発見された。付近では同年、約200人の遺体が遺棄された場所も見つかっている。当局はバスの乗客が拉致された事件について捜査中だった。
(CNN) 米週刊誌タイムなどは8日、第一次世界大戦の従軍兵士で最後の生存者として知られる英国人女性のフローレンス・グリーンさんが死去したと報じた。110歳だった。 英BBC放送によると、同国ノーフォークにある養護施設で4日夜、就寝中に息を引き取ったという。111歳の誕生日を2週間後に控えていた。 グリーンさんは17歳だった1918年、停戦が発効する前の2カ月前に英国空軍の女性部隊に入隊し、食堂の接客係として働いた。 2008年にはタイム誌との会見に応じて戦時体験に触れ、「多数のパイロットと知り合い、デートもした」などと述懐。「航空機に乗る機会もあったが飛ぶのが怖かった。基地ではたくさんの友人ができ、暇な時には愉快なこともした。楽しい思いをさせてもらった」と振り返っていた。 グリーンさんの死去を受け、退役した元英空軍少将は「従軍兵士の最後の生存者は女性であるべきだったかもしれない。母国で奉
(CNN) 米オクラホマ州で生後3カ月の息子と2人暮らしの女性(18)が、緊急通報ダイヤルで助言を求めながら、自宅に押し入ってきた男を射殺する事件があった。 同州ブランチャードに住むサラ・マッキンリーさん(18)は12月31日午後、緊急通報ダイヤルの911に電話して助けを求めた。「手元に銃が2丁あるの。男が入ってきたら撃ってもいい?」 警察などの調べによると、この日2人の男が強盗目的でマッキンリーさんの自宅に押し入ることを計画。1人がドアを激しくたたき、体をぶつけて壊そうとしたため、マッキンリーさんはドアの前にソファを置いて子どもを守ろうとしていた。夫は25日にがんでなくなったばかりだった。 911の通報に応答したオペレーター、ダイアン・グラハムさんは、マッキンリーさんに「あなた自身を守るためにできることは何でもしなさい」「許可するとは言えないいけれど、あなたの赤ちゃんを守るためにやるべき
(CNN) 仕事中に絶え間なく「受信トレー」に舞い込み、たまっていく電子メール。朝から晩まで、メールが一切届かない1日を夢見る社員も多いはず。仏IT大手のアトス・オリジンは、2年以内にそんな職場環境を実現させる計画だ。 ティエリー・ブルトン最高経営責任者(CEO)は、オフィスを飛び交う大量のメールが「職場環境を汚染し、私生活を侵食している」と話す。同社ではこの問題への取り組みとして、今後社内メールを全面的に禁止し、従業員同士の連絡はインスタント・メッセージや、ウェブ上で複数のユーザーが文書を編集できるシステムなどに切り替えていくという。 ブルトン氏は先週、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューに応じ、自身は3年前から仕事上のメールを一切送っていないと語った。「話があったら直接会いに来るか、電話や文字メッセージで連絡してくれればいい」「メールは会話の代わりにはならない」という。
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、空母ほどの大きさの小惑星が米国時間の11月8日に地球に最接近し、月よりも近い距離を通過する見込みだと発表した。この大きさの天体が地球にこれほど接近するのは約30年ぶりだという。 この惑星は幅約400メートルで、太陽の方向から接近し、地球から32万4600キロの距離を通過する。 NASAではこの小惑星を「潜在的に危険な天体」に分類している。米パデュー大学の専門家によれば、もし地球に衝突した場合、マグニチュード7.0の地震に相当する4000メガトンの衝撃が発生し、海上に落下すれば落下地点から約100キロの圏内が高さ20メートル以上の津波に襲われる。 ただしNASAによれば、少なくともあと100年はこの小惑星が地球に衝突する危険はないという。 NASAはカリフォルニア州のモハベ砂漠にあるレーダーアンテナを使って小惑星を観測する計画。光学望遠鏡を使えばアマチ
ニューヨーク(CNNMoney) 現在も走らせることのできる自動車では世界最古といわれる19世紀の車がこのほど、米ペンシルベニア州ハーシーでオークションにかけられ、460万ドル(約3億5000万円)で落札された。 主催のRMオークションズによると、これは予想落札価格の約2倍。初期の自動車としては過去最高額となった。落札者の名前は公表されていない。 これは、1884年にフランスの自動車メーカー、ド・ディオン・ブートンが製造した蒸気自動車で、ニックネームは侯爵夫人を意味する「ラ・マルキーズ」。もともと、同社の創業者の1人だった貴族のド・ディオン氏のために造られた。 燃料としては石炭とまき、少量の紙を使う。十分な蒸気が出て走り始めるまでに約30分かかる。最高速度は時速60.8キロ。1887年に世界最初とされる自動車レースで、これに近い速度を記録したという。 前回は2007年、カリフォルニア州ぺブ
(CNN) 米国の高額賞金宝くじ「パワーボール」でジョージア州の女性が2500万ドル(約19億円)の賞金を当てた。このくじで高額当選する確率は1億9524万9054分の1。ところが女性は店員の手違いのおかげでこの幸運を手にしたという。 同州リソニアに住むキャシー・スクラグズさん(44)は9月14日のパワーボールで当選を果たし、3日にアトランタの宝くじ本部に賞金を受け取りに現れた。当選の経緯について、ガソリンスタンド併設の食料品店で高額宝くじ「メガミリオンズ」を注文したところ、「店員が(誤って)パワーボールのくじも印刷してきたため、両方とも買うことにした」と話している。 当選には抽選日の翌日になって気づき、家族全員を起こして大騒ぎになったという。賞金は現金で受け取ることを選んだため、税引き前の受取金は約1500万ドルになる。 スクラグズさんはちょうど季節雇用の仕事が終わって次の仕事を探してい
(CNN) 競売大手クリスティーズは17日、ドイツ軍が第2次世界大戦時に使用した解読が極めて困難とされた暗号機「エニグマ」を9月29日の競売に出品すると発表した。現存するエニグマは数千台とされるが保存状態が良いのは珍しく、競売に出品されるのも極めてまれとしている。 エニグマは第1次世界大戦後、オランダ企業によって商用化され、当時は世界最先端とされたその技術をドイツ軍が1929年採用していた。コンピューターの概念を先取りしたとも評価されている。 クリスティーズは昨年11月にもエニグマを出品し、過去最高の10万6164米ドルで落札されていた。クリスティーズの担当者は、歴史的な価値に富む科学的な装置の市場は金融危機に左右されないとし、今回の競売での落札額は昨年以上になると期待している。 エニグマは、打ち込んだ文字が変換可能な3枚のローターなどを使った暗号機。その組み合わせ例は膨大な数になり、モー
ベルリン(CNN) ドイツ北部のシュレースウィヒホルシュタイン州が、インターネットの交流サイト、フェイスブックの「いいね」ボタンをウェブサイトに取り入れた企業に罰金を科すと表明した。ドイツでは個人情報の扱いをめぐってフェイスブックに対する風当たりが強まっており、8日には同国のフリードリヒ内相が同社幹部とプライバシー問題について協議した。 シュレースウィヒホルシュタイン州の罰金は州の情報保護当局が先月発表したもので、「いいね」ボタンをウェブサイトに取り入れた企業に対して5万ユーロ(約540万円)の罰金を科すと定めた。同ボタンの設置により、企業がフェイスブック利用者の個人情報を追跡できてしまうというのがその理由。ただし現時点で実際に罰金を徴収する意図はなく、プライバシー問題についてフェイスブックに再考を促すのが狙いだという。 同州には2010年以来、フェイスブックの個人情報の扱いについて苦情が
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