高松の郊外にある仏生山。ここは町全体が旅館になっている。温泉があり、古い町家が離れのような客室として点在する。他にもフランス料理店やカフェ、それに雑貨屋などが50軒ほど。どこも人が絶えることなく市外からも町の人も訪れている。 …というのはまだこれからの話。でもこの「まちぐるみ旅館」というプロジェクト、間もなく実現するだろうな。そんな「まちの女将さん」を募集します。 仏生山は、高松藩の菩提寺がある門前町として栄えた場所で、高松の中心地からも電車ですぐ。 讃岐平野特有のため池にポコポコした小山が2つ。一方の小山には菩提寺である法然寺、もう一方にはちきり神社がある。その2つの神社仏閣の門前に、歴代のお殿様がお墓参りに訪れた「お成り街道」が伸びていて、両側に古い町家が並んでいる。 けれども栄枯盛衰とはこういうことか。 賑やかであったろう門前町の風景はすっかり失われているかもしれない。良く