アップルの躍進は商品デザインやインタフェースにおけるイノベーションだけでなく、ソフトウェア企業として着々と取り組んできたOS開発の成果が大きい。 新商品を支えるソフトウェア戦略 アップルが新たな商品ラインアップを実現するに際して、ソフトウェアの役割は極めて重要である。その中核が元来Macintosh用のOSとして開発された“MacOS X”だ。同社は公式には認めていないが、今年になって発売された新商品(iPhone、Apple TV、iPod touch)には、いずれもMacOS Xのカスタマイズ版が搭載されている。 リビングルームのメディアサーバを提案するApple TVの中身は、安価なインテル製のCPUにMacintoshシリーズとほぼ同じ構成の専用OSをHDDに格納したものだ。調査会社のiSuppli社は、同製品を「旧世代のコンポーネントを使ったPC」と結論付けた。家電ベンダーとの競
2007/05/18 ネットジャパンは5月18日、Mac OS X上でWindowsアプリケーションをネイティブで動作させるための互換レイヤーソフト「CrossOver Mac 6.1」を6月1日から販売すると発表した。ダウンロード販売は先行して5月18日から行う。価格はパッケージ版が1万1550円、ダウンロード版が8400円。法人向けに複数ライセンスも用意する。動作環境はインテルのCPUを搭載するMacintoshで、Mac OS X 10.4.4以降。 CrossOverは米CodeWeaversが開発したソフト。仮想環境にOSをインストールする仮想技術と異なり、APIをフックしてMac OS XのAPIに変換するため、Windowsアプリケーションを実行するのに、Widowsのインストールやライセンスは不要。 今回発売されるのは3月に発売したCrossOver Mac 6.0の英語版
今年メジャーアップデートを果たすのは、Windows Vistaだけではない。Mac OS X v10.5“Leopard”の名で知られる最新Mac OSがいよいよリリースされる。 待望の新OSには、ユーザーが意識しなくても自動的にデータのバックアップを取り続ける「Time Machine」や、仮想画面を切り替えてデスクトップをディスプレイ表示サイズの何倍も広く使える「Spaces」をはじめ、Dashboardウィジェットを簡単に作成したり、インターネット越しに画面共有を行うなど、盛りだくさんの機能が用意されている。 この連載は、発売が迫るLeopardの全貌をさまざまな角度から解き明かそうとするものだ。最初の数回は、Macになじみのない人のために、Mac OSの歴史から振り返っていく。 Macは「思想のパソコン」だ Macが誕生したのはいまから23年前の1984年1月24日。1モデルだけ
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