日本ヒューレット・パッカード(HP)は2010年4月27日、同社のUNIXサーバー機「Integrity」シリーズを刷新した(写真1)。基幹向けのフロアスタンド型「Superdome 2」をはじめ、ブレード型およびラックマウント型の3モデルで米IntelのItanium 9300番台を採用して基本性能を強化。複数のブレードを結合してSMP構成とする機能を用意することで「ミッションクリティカルと変化への柔軟性というクラウドの要件の両方に対応できる」(小出伸一社長)。 新Integrityシリーズの目玉は、「セルブレード・アーキテクチャ」を採用したSuperdome 2だ。従来のブロック単位で最大32CPU程度のSMP構成とし、これを4台クロスバー・スイッチで結んでスケールアップする一般的な手法を採用せず、ブレード型に似た構成に変更した。 Superdome 2は、230Gビット/秒のクロスバ