電子レンジで加熱することを「チンする」という人は9割以上。名詞や擬音に「る」や「する」を付けて動詞にする言い回しが広い世代に浸透していることが24日、文化庁の2013年度「国語に関する世論調査」で分かった。同庁は「効率化や語感の面白みなどに対応できる日本語の多様性や造語力を示す用法。通じない世代もあり、場面ごとに使い分けてほしい」としている。 3月に調査し、16歳以上の男女2028人から回答を得た。定着した語や新語から10の言い回しを選び、認知や使用の度合いを尋ねたところ、「チンする」は90.4%、「サボる(怠ける)」は86.4%が使うと回答。世代を問わず定着していた。「お茶する(喫茶店に入る)」「事故る(事故に遭う)」も9割以上が聞いたことがあるとし、半数以上が使用もしていた。 一方、世代で差が大きい語も多く、「告(こく)る(愛を告白する)」や「きょどる(挙動不審な態度をする)」を使