ブックマーク / science.srad.jp (3)

  • 米上院が可決した2015年宇宙法、宇宙条約に違反している可能性あり | スラド サイエンス

    米上院は、小惑星の資源を発掘して地球で利用するビジネスを可能にする2015年宇宙法を可決した。しかし、これは「宇宙条約」に反しているのではないか、という声が出ているという(WIRED)。 2015年宇宙法で重要な部分として、「宇宙資源」の商業的な探査と利用に米国市民が携わるのを認めた条項がある。法案では水や鉱物といった具体例が挙げられているのだが、これは宇宙条約の「宇宙空間は、月やその他の天体を含め、主権の主張によっても、利用もしくは占領によっても、または他のいかなる手段によっても、国家の占有の対象とはならない」という規定に反するのではないか、との疑問が出ているそうだ。 また、この法案は、個人だけでなく企業にも宇宙資源の利用において米国市民と同等の資格を与えており、その企業は米国人のみが所有する企業に限定されていないことから、抜け穴的に悪用されるおそれもあるようだ。

  • 地球でもっとも豊富にあるとされる鉱物、実在が確認される | スラド サイエンス

    「地球でもっとも豊富にある」とされる鉱物は、今まで存在は確認されていたものの、それを実際に見た人は僅かだったという。しかし、最近になって隕石の中からこの物質を入手することができたそうだ(Motherboard、Science、Slashdot)。 この物質は地球の体積の3分の1以上を占めるが、地表から約2700キロの深さにあるマントル部にあり入手が困難であった。数々の実験と理論では何十年も前から存在が確認されていたものの、見たものがいないことから名称も与えられておらず、また国際鉱物学連合の基準を満たす量を入手することもできていなかったそうだ。しかし、今回研究者らが隕石の中からこの物質を入手し、また名称は今年になって高圧に関する研究でノーベル物理学賞を受賞したパーシー・ブリッジマン氏にちなみ「bridgmanite」と名付けられたという。 ネバダ大学のOliver Tschauner氏らの研

  • 「希ガス」という表記は今後「貴ガス」になる? | スラド サイエンス

    ヘリウムやネオン、アルゴンと言った18族元素は「希ガス」と呼ばれている。英語では「rare gas」となるが、この呼称はかつてこれらのガスを抽出するのが困難だったなごりだ。しかし、実際にはそれほど稀な存在ではない。そのため、英語では「noble gas」と呼ばれるようになっている。これを受けて、高校の化学の教科書でもこれらを「貴ガス」と呼ぶものが登場しているらしい(Togetterまとめ、河合塾による新課程研究会レポート:11ページ目に解説がある)。 ということで、現代では「希ガス」を「貴ガス」と書いても誤りではないようだ。

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