「(一酸化炭素中毒事故が相次いでいる)松下さんの一件で、FF(強制吸排気)式の暖房機がすべて危険だと誤解されないか心配していたけど、杞憂だったようだ。うれしい誤算と言ったら叱られるかもしれないけど」 こう明かすのは、ある暖房機器メーカーの関係者。同社のFF式暖房機は昨年12月から売れ行きが好転、前年同月の2.5倍を記録したという。 「姉歯問題」でマンション全体に不信の目が向けられたように、1社の不祥事は業界全体にマイナスの影響を与えかねない。松下電器産業の一件でも同業他社はほぞを噛んでいるかと思いきや、現実はその逆のようなのだ。 寒波だけが理由でない販売増 三洋電機や三菱電機、コロナといった、問題の暖房機と同形式の製品を販売しているメーカーの売れ行きはすこぶる良い。暖房機器の業界団体である日本ガス石油機器工業会のまとめによると、昨年12月時点で件のFF式暖房機の販売実績は、前年同月比でやは
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