ちょうど一年前の大晦日には、このブログにこんなことを書いていた→ 「2010年-この国はいったい何を恐れているのだろう」 その時には3月11日の大地震ようなことが起こると考えてもいなかったし、あの日を境にこの国は大きく変わったはずだとも言える。先日、イタリア人の映画ジャーナリストに取材を受けたときにも、自分で「2011年3月11日は1945年8月15日と同じくらい重要な日付けだ」と言っている。 イタリアの日本映画ウェブサイト「Sonatine」 Matteo Boscarol によるインタビュー(英語) 同、レビュー しかし一年前に書いた昨年の総括と、その決定的な日付けから8ヶ月以上も経った今の現状を比べると、本質的なことはなにも変わっていないのだ、とも思えて来る。 平気で嘘をつく人々と、その嘘に平気で騙される人々。 もはやなにも筋が通らない、筋を通すことを誰も気にもせず、閉塞感を皆が愚痴
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