カドカワ<9468>は、第3四半期(16年4~12月)の連結を発表し、売上高1504億円(前年同期比3.0%増)、営業利益73億円(同17.5%増)、経常利益75億円(同0.6%減)、最終利益(同4.9%増)と増収・営業増益を達成した。 同社では、ニコニコの有料会員の減少に加え、ニコニコの高画質化やインフラ再構築、HTML5対応のための開発費やニコニコ超会議のコンテンツ制作費用などがかさんだものの、出版事業と映像・ゲーム事業が好調だった。 出版事業では、「Re:ゼロから始める異世界生活」や「文豪ストレイドッグス」「この素晴らしい世界に祝福を!」など、人気のメディアミックス作品のほか、映画「君の名は。」関連書籍が好調だった。電子書籍も収益を押し上げ、2018年3月通期に迫る営業利益だったという。 また映像・ゲーム事業では、映画「君の名は。」の配給収入が大きく貢献したほか、「ARIA The