米ツイッター社は27日、今年4~6月期の決算で、純損益が1億ドル(約110億円)の黒字になったと発表した。1億1600万ドルの赤字だった前年同期からは回復したが、全世界の月間利用者数は約3億3500万人と、前年同期より約100万人減少。利用者数減の先行きの不透明感から、株価は20%超、下落した。 売上高は前年同期比約24%増の7億1100万ドル。より対象を絞った広告や、動画広告などが好調だった。 一方、同社は大量の自動投稿をしたり不審な動きをしたりしている偽アカウントなどを削除する対策に乗り出しており、これが利用者数の減少につながった。 ジャック・ドーシー最高経営責任者は電話会見で、「短期的な数字より、長期的に健全になることを目指す」とし、今後、利用者数がさらに数百万人減るとの見通しを示した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)