理学部1号館第3期工事にともない,旧1号館に設置されていたアインシュタイン (Albert Einstein) が乗ったとされるエレベーターを,総合研究博物館が保存することとなった。現在は,JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」内の展示室「GREY CUBE」に常設展示されている。展示解説にあるエレベーターの伝承の中から,アインシュタインに関する興味深い話をご紹介したい。 「伝アインシュタイン・エレベーター」展示の様子。この昇降機はエレベーター・カンパニー日本支社(現・日本オーチス・エレベーター)によって製作された。© Intermediatheque 空間・展示デザイン © UMUT works 2013 「アインシュタインは,1922(大正11)年の11月17日から12月29日までの一ヶ月半,改造社の招聘により日本に滞在した。来日直前に「光量子仮説」によりノーベル物