「コロナはもう終わり」なオランダ 世界がパンデミック一色に包まれてから2年以上が経ったが、みなさんはこの2年をいかがお過ごしだっただろうか。もうコロナには疲れたという方、なんかもう慣れちゃったという方、いろいろだろう。 私が暮らしているオランダは、基本的に「集団免疫の獲得」を目指しつつ、時折ゆるい規制を短期間で導入したりしながらパンデミックを乗り切ってきた。そして今年の2月25日をもってほぼ全てのコロナ関連の規制が撤廃。 今年3月1日、オランダ南部のスーパーでフロアの「距離を取りましょう」という表示をはがす店員(筆者撮影) 政府から推奨されていた他の人との1.5mの距離も、店の営業時間や大規模イベントの制約も、国外から入国した人の隔離期間も、全てなくなった。ニュースでコロナの話題もここしばらく見ていない。規制撤廃とほぼ同時に起きたロシアのウクライナ侵攻にそのまま時間枠を持って行かれた感じだ